○議長(
森誠一君) これで
産業建設常任委員会報告を終わります。 次に、
議会広報編集特別委員会の
委員会報告についてを議題とします。 なお、
議会広報編集特別委員会の
報告については、その写しをお手元に配付しているとおりであります。 これで
委員長報告を終わります。────────────・────・────────────
△
日程第5.同意第4号
○議長(
森誠一君)
日程第5、同意第4
号門川町
教育委員会委員の
任命同意についてを議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。それでは、今回の
同意議案案件につきまして、
門川町
教育委員会委員の任命についてであります。 同意第4号でありますが、現在、
委員であります
久保廣良氏の任期が、平成30年9月30日をもって満了となりますが、引き続き同氏を任命いたしたく議会の同意を
お願いするものであります。 久保氏は、昭和42年より家業に励む傍ら、同年より
門川町
消防団第13部に入団し、町民の生命と財産を守りながら、昭和56年には部長として後進の指導など御活躍された方であります。 また、
門川小学校の
PTA会長、
地区青少年健全育成協議会副会長、
民生委員、
児童委員、
県警委嘱青少年補導員などを歴任され、
学校教育や
社会教育の振興に寄与いただいている方であります。 なお、平成26年10月からは、
町教育委員会委員長として現在に至っているところであります。 以上、同氏は住民の信頼も厚く、その人柄と識見から、
本町教育委員として最
適任者であると考えますので、再任について御同意くださいますよう
お願いいたします。 任期につきましては、2022年9月30日までの4年間といたします。 以上、御審議のほど、よろしく
お願いをいたします。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森誠一君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。
反対討論の方。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森誠一君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから採決を行います。本案に賛成の方は御起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
森誠一君) 着席ください。
起立全員であります。したがって、同意第4
号門川町
教育委員会委員の
任命同意については、原案のとおり同意することに決定されました。────────────・────・────────────
△
日程第6.
議案第31号
○議長(
森誠一君)
日程第6、
議案第31
号門川町
子育て人づくりセンター設置条例の一部を改正する
条例についてを議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。それでは、
議案第31
号門川町
子育て人づくりセンター設置条例の一部を改正する
条例についての
提案理由を御
説明いたします。 今回の
条例改正の内容は、
門川町
子育て人づくりセンターの休館となる日について、
現行条例で「水曜日」とある部分を「日曜日」に改め、あわせて第3日曜日の部分を削除するものであり、これにより同施設の定期の
休館日は日曜日、国民の祝日、12月29日から翌年1月3日となります。 改正するに当たっては、1年間の
利用状況を調査し、日曜日と平日の
利用者数に差がないことを確認しております。また、日向、延岡、両市の施設の
開所日を調査したところ、日曜日の開所をしている施設はございませんでした。 同施設は、平成31年度より
指定管理への移行を計画しておりますが、その公募を行うに当たって、
近隣同種の施設と運営に関する条件を同じとすることで広域的な連携などの質の高い計画を持った応募が望め、安定した運営ができるものとし、
休館日の部分について
条例を改正しようとするものであります。 御審議のほどよろしく
お願いをいたします。 以上です。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。────────────・────・────────────
△
日程第7.
議案第32号
○議長(
森誠一君)
日程第7、
議案第32
号門川町の
非常勤の
特別職の職員の
報酬等に関する
条例の一部を改正する
条例についてを議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。
議案第32
号門川町の
非常勤の
特別職の職員の
報酬等に関する
条例の一部を改正する
条例についての
提案理由を御
説明いたします。 この
条例は、
非常勤の
特別職の職員に対する報酬に関して、必要な事項を定めたものであります。今回、
門川町の魅力的な地場産品等を、「
門川ブランド」として
認定し、
販路拡大及び
門川町の包括的なPRを推進するために設置する
門川ブランド推進会議において、
委員の
報酬等を規定するため、
ブランド推進委員を
門川町の
非常勤の
特別職の職員の
報酬等に関する
条例に追加するものであります。 御審議のほどよろしく
お願いいたします。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。────────────・────・────────────
△
日程第8.
議案第33号
○議長(
森誠一君)
日程第8、
議案第33
号門川町
景観条例の制定についてを議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。それでは次に、
議案第33
号門川町
景観条例の制定についての
提案理由を
説明いたします。 本町は、日向灘、
遠見半島、五十鈴川などの自然豊かな景観、乙島や
門川・庵川の両漁港を臨む
湾岸景観、南北に縦断する国道10
号付近の
商業市街地景観、東西に横断する国道388
号沿線に広がる農山村
田園景観など、多様な景観を有しています。この豊かな魅力ある景観は、住んでいる町民にとって、「
門川らしさ」を感じ、地域への誇りや愛着を感じ、暮らしに潤いや安らぎなどの豊かさを与えるものであります。
景観条例は、このような本町の良好な景観の形成に関して、基本的な事項や、平成16年に制定された景観法の施行に関して必要な事項を定め、町民と行政が協働し、本町の魅力ある景観を形成し、自然を生かした魅力あるまちづくりに寄与することを目的としております。
条例の内容としては、良好な景観の形成に関して、町の責務や町民及び事業者の責務を定めるほか、景観計画を策定し、景観計画区域内の一定の行為の届け出を義務づけ、その行為に対する助言や指導、勧告などを規定しております。 今回の
景観条例にあわせて策定します景観計画では、
門川町全域を景観計画区域とし、一定の行為に対して農村景観と市街地景観に分けて、景観形成上の基準を設けておりますが、今後、町民、事業者、行政が協働して段階的にルールを更新していき、より魅力ある景観形成を目指すものであります。 以上、御審議のほど、よろしく
お願いをいたします。 以上です。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。────────────・────・────────────
△
日程第9.
議案第34号
△
日程第10.
議案第35号
△
日程第11.
議案第36号
△
日程第12.
議案第37号
△
日程第13.
議案第38号
○議長(
森誠一君)
日程第9、
議案第34号平成30年度
門川町
一般会計補正予算(第3号)について、
日程第10、
議案第35号平成30年度
門川町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、
日程第11、
議案第36号平成30年度
門川町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、
日程第12、
議案第37号平成30年度
門川町
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、
日程第13、
議案第38号平成30年度
門川町
水道事業会計補正予算(第2号)について、以上5件を一括議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。それでは、
議案第34号平成30年度
門川町
一般会計補正予算(第3号)について、並びに
議案第35号から
議案第38号の各特別会計
補正予算について、各号順に
提案理由を
説明いたします。 初めに、
議案第34号平成30年度
門川町
一般会計補正予算(第3号)について
説明いたします。 今回の
補正予算は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億5,012万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ77億6,412万1,000円とするものであります。
補正予算の主なものを申し上げます。 歳入では、町税8,635万6,000円、県支出金4,415万7,000円、繰入金3,015万3,000円、繰越金5,539万6,000円、町債1,970万円などを追加するものであります。 一方、歳出についてですが、まず、地方創生推進交付金を活用して、
門川の地場産品を「ブランド
門川」に
認定し、商品等の効果的・積極的なPRを図るためのブランディングプロジェクト事業に357万1,000円、同じく地方創生推進交付金を活用し、
門川の魅力を町内外へ発進するための事業として、ドローンをとりいれてSNSによるPR活動や、都市部でのイベント等への参加をする「とびだせプロジェクト事業」に194万2,000円、
集中豪雨や台風7号による災害復旧のため、林業用施設災害復旧事業に3,750万円、同じく道路・河川などの公共土木施設災害復旧事業に1,800万円を計上しております。 その他の主な事業としましては、乙島シャワー室の整備として、乙島太陽熱温水器設置事業に469万5,000円、各地区の自主防災組織による活動助成補助に150万円などを追加補正するものです。 また、債務負担行為の
門川町総合福祉センター及び
門川海浜総合公園、
門川勤労者体育センター並びに
門川町総合文化会館、
門川勤労者総合福祉センターの
指定管理事業については、
指定管理期間満了に伴い、事前の
指定管理業者選定及び準備作業の期間が必要でありますので追加するものです。 次に、
議案第35号平成30年度
門川町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について
説明いたします。 今回の
補正予算は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億917万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億9,868万6,000円とするものであります。 補正の主な内容は、歳入では、平成29年度決算に伴う繰越金2億917万8,000円を追加補正するものであります。 一方、歳出については、国民健康保険関係システム改修に27万円、平成29年度精算に伴う国県などへの償還金2,359万4,000円及び一般会計への繰出金1,077万4,000円、予備費1億7,454万円を追加補正するものであります。 次に、
議案第36号平成30年度
門川町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
説明いたします。 今回の
補正予算は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ489万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億3,402万円とするものであります。 補正の主な内容は、歳入では、一般会計からの繰入金234万3,000円、平成29年度決算に伴う繰越金81万5,000円、保険料軽減に伴うシステム改修の国庫支出金173万8,000円を追加補正するものであります。 一方、歳出については、後期高齢者医療関係システム改修業務173万9,000円、後期高齢者医療広域連合納付金200万8,000円、平成29年度精算に伴う一般会計への繰出金80万1,000円などを追加補正するものであります。 次に、
議案第37号平成30年度
門川町
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
説明いたします。 今回の
補正予算は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ9,083万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ16億6,409万8,000円とするものであります。 補正の主な内容は、歳入では、平成29年度精算に伴う介護給付費交付金1,947万円、繰越金7,478万1,000円などを追加補正するものであります。 一方、歳出については、介護給付費準備基金積立金に2,023万6,000円、平成29年度精算に伴う国県などへの償還金2,744万5,000円及び一般会計への繰出金1,857万8,000円、予備費307万6,000円などを追加補正するものであります。 次に、
議案第38号平成30年度
門川町
水道事業会計補正予算(第2号)について
説明いたします。 水道事業費用において、営業費用を84万円増額するものであり、その内容としましては、人件費、研修費及び旅費を増額補正するものであります。 以上が
補正予算の主な概要であります。御審議のほどよろしく
お願いをいたします。 以上です。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。 ここでしばらく休憩いたします。再開は10時45分にしたいと思います。午前10時35分休憩 午前10時45分再開
○議長(
森誠一君) 休憩前に続き、会議します。────────────・────・────────────
△
日程第14.
認定第1号
△
日程第15.
認定第2号
△
日程第16.
認定第3号
△
日程第17.
認定第4号
△
日程第18.
認定第5号
△
日程第19.
認定第6号
○議長(
森誠一君)
日程第14、
認定第1号平成29年度
門川町
一般会計歳入歳出決算認定について、
日程第15、
認定第2号平成29年度
門川町
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、
日程第16、
認定第3号平成29年度
門川町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、
日程第17、
認定第4号平成29年度
門川町
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、
日程第18、
認定第5号平成29年度
門川町
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、
日程第19、
認定第6号平成29年度
門川町
水道事業会計決算認定について、以上6件を一括議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。それでは、
認定第1号から
認定第6号までの平成29年度
門川町一般会計、特別会計の歳入歳出決算及び
水道事業会計の決算を、議会の
認定に付するに当たり、その概要を
説明いたします。 平成29年度の決算の概要でございますが、まずは、重要課題でありました新庁舎建設事業に着手いたしました。緊急防災減災事業債の活用期間が延長されたことに伴い、平成32年度末の完成をめどに事業の推進を図っております。また、町民の生命財産の保全を図る防災対策としての施設整備としまして、第2部消防機庫も完成しました。 さらには、老朽化した小園、庵川西、庵川東町営住宅建てかえに伴う栄ケ丘団地町営住宅D棟の建設を平成29年度から着手し、平成30年度末をめどに完成予定となるなど、住環境の整備の推進を図り、町民が一生住み続けたいと思えるようなまちづくりの構築に努めてまいりました。 地方創生につきましては、地方創生推進交付金を活用した「未来へつなごうプロジェクト」や、宮崎大学と
門川高校との包括連携協定を基本とした住民と大学と行政が一緒に
門川町の観光地等の魅力を再確認する「魅力発見プロジェクト」、カンムリウミスズメを核としたまちづくりの推進、さらに29年度には地方創生の観点から住民や大学、高校からの事業の提案をいただき実施する「やってみろやプロジェクト」によるイベントの実施など、地方創生の推進に積極的に取り組んでおります。 あわせて、29年度には、人口減少対策としての移住定住促進事業や、都市部から移住して地域の課題等に取り組む地域おこし協力隊事業に、県外より2名を採用するなど、地域活性化の推進に取り組みました。 その他の主な事業としましては、地域産業の振興では、若手就農者のための青年就農者給付金支給を初め、有害鳥獣の被害軽減を図る電気柵などの設置補助を継続的に行い、さらに29年度には、新たな農産特産品としてのフィンガーライムの導入を決定し、産地化に向けての取り組みを始めております。 このほか、地場産業振興対策補助事業、中小企業小規模事業者育成のための中小企業小口融資預託金事業や、家畜改良増殖対策肉用牛導入事業及び森林総合整備事業、つくり育てる漁業の推進としての海面漁業放流事業や、漁船燃料高騰対策事業、信用事業譲渡費用支援対策事業などに取り組みました。 次に、安心して暮らし続けられる地域福祉の充実では、子育て支援の充実のため、子ども医療費助成事業の継続、昨年に引き続き、臨時福祉給付金給付事業を初め、児童手当給付事業などに取り組みました。 また、29年度より「かどっぴータクシー」として、地域公共交通の本格運行を開始し、交通弱者などの交通手段の確保に努めております。さらに、福祉ニーズの多様化、複雑化を踏まえ、さまざまな問題への対応のための体制構築として、他機関の協働による包括的支援体制構築事業を新規に行うなど、地域福祉の充実に努めてまいりました。 次に、学力向上のための環境整備では、学力向上総合支援事業において、児童生徒への個に応じた指導や体制強化を図るため、
非常勤職員の雇用やICT教育推進のためのICT機器類の整備を行い、事業への活用が図られました。さらに、29年度よりキャリア教育として、「ようこそ先輩、よろしく先輩」を実施し、学習に対する意欲の向上が図られました。また、各学校施設の改修、修繕にも努めております。
社会教育におきましては、町の次世代のリーダー育成のための「かどかわ創生館」の実施を初め、自治
公民館施設整備事業、学校支援地域本部事業、各種
社会教育・スポーツ団体育成補助金など充実を図ってまいりました。 また、地方創生推進交付金を活用したカンムリウミスズメプロジェクト事業により、情報の収集や発進の勉強会を実施し、カンムリウミスズメを核としたまちづくりを目指し、さまざまな観点からの視察研修にも取り組んでおります。 次に、安全・安心なまちづくりのための防災道路などのインフラ整備では、町民の生命財産の保全を図る防災対策として、第2部消防機庫を新築し、さらに積載車小型動力ポンプを更新し、地域における消防力の充実も図っております。 また、安全・安心なまちづくりのための道路などの整備として、
門川高校通線の完成や、南ケ丘山ノ口線をはじめとする道路新設改良事業新基準に基づく橋梁点検事業、道路維持事業、下水路整備事業、公園整備事業や栄ヶ丘団地町営住宅D棟の建築の着手を行うなどインフラ整備に努めてまいりました。 次に、地域医療の充実では、休日夜間における二次救急医療体制の確保に対する補助や、各種がん検診、水痘や高齢者肺炎球菌ワクチンなどの予防接種事業、朝食レストランなどの食育事業に取り組んでおります。 次に、高速道路を利活用した産業経済・観光の振興につきましては、
門川南スマートインターチェンジの完成に伴い、宮崎県北部広域事務組合と連携をして、地元企業の受注拡大を目的に、「ものづくりフェスタ2017」に参加しました。このほか東九州メディカルバレー構想の推進のための医療機器関連産業研究活動支援を行っております。また、29年度には観光協会事務局長を雇用し、観光協会事務局の体制強化を図り、地場産品、観光PR事業やテレビショッピング活用事業を行うなど産業の振興や
門川町観光PRにも継続的に取り組みました。 次に、地域と行政の協働によるまちづくりのさらなる推進では、地方創生に対応した魅力あるまちづくりのために、まちづくり研究会事業、場外車券売場周辺環境整備事業、がんばる地域応援事業、町民と協働して健康づくりを行う第2次やっちみろや健康づくりプラン事業などを行いました。特に29年度には、地域おこし協力隊として県外より2名を雇用し、地域の活性化も図っております。 また、町の次世代を担うリーダーを育成するためのかどがわ創生館を継続して開講し、町内外の講師による講座や、企業訪問、さらには視察研修を実施するなど町民のリーダーとなる人材育成を図り、地域と行政の協働によるまちづくりの充実に取り組んでおります。 次に、生活排水対策等の人と自然が共生した環境にやさしいまちづくりでは、
門川町生活排水対策総合計画をもとに、環境対策のため生活排水処理率の向上を目指し、合併処理浄化槽設置の普及促進に取り組んでおります。 また、容器包装リサイクル分別収集事業や資源ごみ回収奨励事業などを実施し、環境整備事業などの推進に取り組みました。 一方、歳入面では、本町の根幹をなす町税、財源不足を補填する地方交付税や臨時財政対策債を初め、国庫支出金、県支出金の特定財源の積極的確保に努め、歳入歳出差引額2億3,745万2,433円から、翌年度に繰り越すべき財源3,205万6,000円を除いた実質収支は2億539万6,433円の黒字となりました。 以上が、平成29年度の決算概要でありますが、厳しい財政運営の中、
門川町行財政改革構想に盛り込んだ実施計画に基づき、最少の経費で最大の効果が反映できるよう、今後とも限られた財源の有効活用により、町民主役のまちづくりを初め、「やっぱり
門川」「ずっと
門川」の実現を念頭に置き、健全財政の維持に努めてまいる所存であります。 平成29年度の一般会計を初め、各特別会計の歳入歳出決算については、決定日の5月末日に出納閉鎖を行い、
監査委員の審査に付し、ここに
監査委員の審査
意見書及び主要な施策の成果
説明書、歳入歳出決算書附属書類を添えて、地方自治法第233条の規定により
認定に付するものであります。 以下、各会計の歳入歳出決算の状況について
説明いたします。 初めに、
認定第1号平成29年度
門川町
一般会計歳入歳出決算認定についてですが、歳入総額83億3,813万2,810円、歳出総額81億68万377円で、歳入歳出差引額は2億3,745万2,433円であります。 次に、
認定第2号平成29年度
門川町
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてですが、歳入総額30億3,956万770円、歳出総額28億2,038万2,477円で、歳入歳出差引額は2億1,917万8,293円であります。 次に、
認定第3号平成29年度
門川町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてですが、歳入総額4億2,553万434円、歳出総額4億2,232万1,256円で、歳入歳出差引額は320万9,178円であります。 次に、
認定第4号平成29年度
門川町
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてですが、歳入総額16億2,994万5,514円、歳出総額15億5,216万3,777円で、歳入歳出差引額は7,778万1,737円であります。 次に、
認定第5号平成29年度
門川町
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてですが、歳入総額1,267万9,604円、歳出総額1,067万905円で、歳入歳出差引額は200万8,699円であります。 最後に、
認定第6号平成29年度
門川町
水道事業会計決算についてであります。
水道事業会計の決算につきましては、法定日の3月末日に出納閉鎖を行い、
監査委員の決算監査に対し、ここに
監査委員の審査
意見書等を添えて
認定に付すものであります。 経営状況につきましては、税抜きで収益的収支の総収益が3億768万8,520円、支出総費用額2億6,260万3,120円となり、当年度純利益は4,508万5,400円となりました。 次に、資本的収支状況につきましては、税込みで資本的収入総額336万1,000円、資本的支出総額1億4,554万1,766円であります。なお、資本的収入が資本的支出に不足する額1億4,218万766円は、当該年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額767万8,160円、過年度分損益勘定留保資金7,356万8,683円及び現年度分損益勘定留保資金6,493万3,923円で補填いたしました。 以上が、平成29年度の各会計決算の概要であります。なお、各会計の歳入歳出決算内容につきましては、配付しております主要な施策の成果
説明書及び歳入歳出決算書附属書類のとおりであります。御審議のほど、よろしく
お願いをいたします。 以上です。
○議長(
森誠一君) 訂正があるそうでございます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。間違って朗読したところがございますので、訂正をさせていただきます。3ページの真ん中辺に「さまざまな視点から」というところを「さまざまな観点からの視察研修に」と朗読したそうであります。「さまざまな視点から」というところをですね。 それから5ページの少し下段のほうになりますが、「町民主役のまちづくりを進め」というのを「町民主役のまちづくりを初め」と朗読したそうであります。 次に、7ページの上から5行目ほどですかね、「
監査委員の決算監査に付し」というのを「決算監査に対し」と朗読したそうであります。 それからもう1点、下段のほうになりますが、資本的収支調整額「367万」のところを、「767万」と読んだそうであります。 以上、4点ほど訂正しておわびさせていただきます。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。 次に、
決算審査意見書について、
監査委員の
説明を求めます。黒木
代表監査委員。
◎
代表監査委員(黒木元吉君) 平成29年度
決算審査意見書の概要について御
説明いたします。 一般会計、特別会計、基金運用状況等につきまして、去る7月6日から7月26日までの15日間、
水道事業会計については5月31日と6月1日の2日間、岩佐
監査委員とともに審査を行いました。 審査に付されました決算書類については、各担当課から資料の
説明を受け、計数の正確性、予算の執行状況や事務処理の適否などにつきまして判断を行いました。また、これまでの例月出納検査及び定期監査も参考にするとともに、
水道事業会計につきましては、経営状況を把握するために計数の分析をし、事業経営の面からも審査を行ったところであります。 今回審査の結果、計数等に誤りはなく、原簿、関係諸帳簿、証拠書類、預金通帳、物品とも符合していることを確認いたしました。 まずは、一般会計について御
説明いたします。 29年度の決算では、28年度に比べ、歳入決算額で8,893万2,000円、前年度対比で1.0%の増、歳出決算額で8,065万1,000円、前年度対比で1.0%の増と、それぞれ増加しております。また、歳入歳出差引額では2億3,745万2,000円となり、実質収支額として2億539万円の黒字決算でありました。この結果、財政収支の面から見ますと、その健全性は保持されております。 財政指標の面では、財政構造の弾力性を示す経常収支比率が義務的経費への歳出増、投資的経費の減額により、前年度比で2.0ポイント上昇して84.5%となりました。さらに実質公債費比率としては、0.9ポイント上昇し、2.2%となりましたが、近隣及び類似の自治体と比較しましても、本町の数値は低く、安定した財政運営が図られております。 まず、一般会計の歳入につきましては、調定額に対する収入率は98.8%であり、前年度と数値的には変わりません。この歳入財源の18.6%を占めている町税では、町民税において収入額2,570万3,000円の増加、収納率も0.3%の上昇でした。また、固定資産税でも、収入額1,231万7,000円の増加となりましたが、収納率としては0.3%の減少でありました。 町税の合計額としては、収入額で3,296万2,000円の増加となりました。次に、収入未済額を見ますと、町税では5,896万8,000円、前年度と比べまして、額としましては12万4,000円の減少となりました。特別会計の国民健康保険税では、9,802万8,000円、後期高齢者医療保険料において62万1,000円、介護保険料でも1,035万3,000円の現状であります。 これら累積する収入未済額の解消につきましては、自主財源の確保、町民負担の公平性を図る点からも重要であり、未収金対策において、全庁を挙げて債権管理の研究を行うなど実効性のある取り組みを実施されるように強く要望いたします。 さらに、慎重かつ厳正な取り扱いが求められる不納欠損処分につきましては、今後とも、債権の確保に努めるとともに、不納欠損に至るまでに的確な収納努力を行うなど適切な執行管理に努めていただきたい。 次に、一般会計の歳出についてでありますが、性質別決算額の伸び率を見ますと、前年度に比べて、人件費、扶助費及び公債費からなる義務的経費が1.0%上昇しております。これは、主に、障害福祉サービス給付費の増加や臨時福祉給付金の実施によるものです。 一方、投資的経費につきましては3.4%低下しておりますが、これは、
門川南スマートインターチェンジの整備事業の完了によるものです。物件費、補助費、操出金などからなる、その他の一般行政費も、全体の割合では2.4%の増加であります。今後とも、歳出につきましては、関係法令に基づいた適切な管理執行がなされますことを望みます。 また、特別会計につきましては、各会計ともに財政運営で厳しい状況に置かれています。まずは、国民健康保険事業では、歳入における国民健康保険税が被保険者の大幅な減少により、対前年度3.8%減少となりました。歳入の項目では、前期高齢者交付金については、対前年度比0.6%増の6億6,510万7,000円となりました。 歳出につきましては、特定健康診査・保健指導を行う保健事業費で対前年度比6.9%の減少、被保険者数の減少もあり、歳出全体では2.1%減の28億2,038万2,000円となりました。次に、介護保険事業では、歳入が対前年度比4.3%の増加、歳出も5.0%の増加となっています。歳入増の主なものは、被保険者数の増加により、介護保険料や国庫補助金によるものです。歳出が増加した主な項目は、地域支援にかかわる事業展開を行っている点があります。29年度は、介護
認定者、サービス受給者ともに減少しており、介護予防への取り組みがあらわれてきているのではないかと考えます。 町の財産に関する項目につきましては、16の基金が、法令、
条例に基づいて運用されており、計数は正確で、預金証書、貸付証書、現金ともに合致しており、安全かつ効率的な運用がなされております。 続きまして、
水道事業会計について
説明いたします。 審査に付されました決算書及び財務諸表は、地方公営企業法等の関係法令に準拠して作成されたものであり、計数は正確で、水道事業の経営成績及び財政状態を適切にあらわしているものと認めました。経営状況としては、総収益3億768万8,000円、総費用2億6,260万3,000円であり、会計制度の改正に伴う長期前受金戻入の発生や原水施設等の修繕費の減少に伴う収益的支出の減少により4,508万5,000円の増益となりました。 また、水道料金の徴収率は前年度より0.17%上昇しております。昨年、水道事業におけるアセットマネジメントの策定も行われており、人口減少に伴う収益減や老朽施設の計画的な改修、災害に対応した水道管の設置、また適切な料金の改定等を行うなどで独立採算を堅持した公営企業として、引き続き健全な事業展開がなされることを期待いたします。 さて、日本経済の情勢は、中小企業や医療・福祉分野における人手不足の懸念、海外における政治・経済動向の不透明感は残るものの、景気は緩やかに持ち直しています。このような中、各自治体では、自然環境の変化による防災対応、人口減少に対する子育て環境や移住施策の整備、ふるさと納税を始めとする財源確保策を進めております。 本町においても、地方創生事業等に積極的に取り組み、住民によりよい環境の提供や災害対応力の向上、特に新庁舎建設事業につきましては、住民とのコンセンサスを形成しながら推進していただきたい。今後とも町民ニーズを的確に把握し、県の施策とも連動したスピーディーな行政運営を図られ、住民福祉の向上に努められることを望むものであります。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。────────────・────・────────────
△
日程第20.
議案第39号
○議長(
森誠一君)
日程第20、
議案第39号平成29年度
門川町
水道事業会計の
剰余金処分についてを議題とします。
提案理由の
説明を求めます。町長。
◎町長(
安田修君) 町長。
議案第39号平成29年度
門川町
水道事業会計の
剰余金処分について、
提案理由を
説明いたします。
水道事業会計につきましては、決算の結果、当年度純利益が4,508万5,400円となりますので、このうち3,000万円を建設改良積立金に積み立て、残り1,508万5,400円を減債積立金に積み立てるものであります。また、今回は平成26年度法改正に伴い、未処分利益剰余金となりました3億3,266万8,588円について、自己資本金へ組み入れるものであります。これらの利益剰余金の処分については、地方公営企業法の規定により、議決で処分することとなりますので提案するものであります。 御審議のほど、よろしく
お願いいたします。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。────────────・────・────────────
△
日程第21.発議第2号
○議長(
森誠一君)
日程第21、発議第2号
地方財政の充実・強化を求める
意見書についてを議題とします。
趣旨説明を求めます。13番、森川春夫君。
◎議員(森川春夫君) 13番、森川です。発議第2号
地方財政の充実・強化を求める
意見書についての
趣旨説明を行います。 地方交付税は、本来、地方団体の税収入とすべきですが、地方団体間の財源の不均衡を調整し、全ての地方団体が一定の水準を維持し得るよう財源を保障するという見地から、国税として国がかわって徴収し、一定の合理的な基準によって再配分するとされており、地方団体共有の固有財源という性格を持っています。 また、国と地方は相協力して公経済を担っており、地方交付税は国と地方の財源配分の一環として収入と支出を補完する機能を果たしています。 地方自治体は、子育て支援、医療、介護などの社会保障、地域交通の維持など、果たす役割が増大する中で、地方版総合戦略の実行など新たな政策課題に直面しており、これらに対応するため、人材確保を進めるとともに、これに見合う
地方財政の確立を目指す必要があります。 また、地域経済と雇用対策の活性化が求められる中で、介護・福祉施策の充実、農林水産業の振興などの政策分野の充実・強化が求められています。 一方で、政府の財政
健全化目標である基礎的財政収支の黒字化を図るため、
地方財政の歳出削減に向けた議論が進められています。 平成31年度の政府予算、
地方財政の検討に当たっては、歳入歳出を的確に見積もり、社会保障予算の充実、
地方財政の確立を目指すことが必要です。このため、
地方財政予算全体の安定確保に向けて、政府に別紙
意見書案のとおり対策を求めるものです。
意見書案を朗読いたします。
地方財政の充実・強化を求める
意見書案。地方自治体は、子育て支援策の充実と、医療、介護などの社会保障への対応、地域交通の維持など、果たす役割が拡大する中で、人口減少対策を含む地方版総合戦略の実行や大規模災害を想定した防災・減災事業の実施など、新たな政策課題に直面しています。 一方、公的サービスを担う人材が限られる中で、新たなニーズへの対応が困難となっており、人材確保を進めるとともに、これに見合う
地方財政の確立を目指す必要があります。 こうした中で、社会保障費の圧縮など
地方財政に対する歳出削減に向けた議論が加速しています。特に、「トップランナー方式」の導入は、
地方財政全体の縮小につながることが危惧され、客観・中立であるべき地方交付税制度に大きな影響を及ぼしかねないものであります。 本来、必要な
公共サービスを提供するためにも、財源面を担保するのが
地方財政計画の役割であり、財政再建目標を達成するためだけに歳出削減が行われ、結果として不可欠なサービスが削減されることは、国民生活と地域経済に疲弊をもたらすと考えられます。 平成31年度の政府予算、
地方財政の検討に当たっては、歳入歳出を的確に見積もり、人的サービスとしての社会保障予算の充実、
地方財政の確立を目指すことが必要であります。 このため、政府に
地方財政の充実・強化を図るため、以下の事項の実現を求めます。 1、社会保障、農林水産業の振興、
災害対策、環境対策、地域交通対策、人口減少対策など増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源の確保を図ること。 2、子ども・子育て支援制度、地域医療の確保、地域包括ケアシステムの構築、生活困窮者自立支援、介護保険制度や国民健康保険制度の見直しなど、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保及び
地方財政措置を的確に行うこと。 3、地方交付税における「トップランナー方式」の導入は、地域によって人口規模・事業規模の差異や民間企業の展開度合いの違いがあるので、廃止・縮小を含めた検討を行うこと。 4、災害時においても住民の命と財産を守る防災・減災事業は、これまで以上に重要であり、対象事業の拡充と十分な期間の確保を行うこと。 5、地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、新たな財政需要の把握、小規模自治体に配慮した段階補正の強化などの対策を講じること。 以上、地方自治法99条の規定により
意見書を提出します。 以上でございます。御審議のほど、よろしく
お願いします。
○議長(
森誠一君) 以上で
説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森誠一君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。
反対討論の方。〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森誠一君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから採決を行います。本件に賛成の方は御起立願います。〔
賛成者起立〕
○議長(
森誠一君) 着席ください。
起立全員であります。したがって、発議第2号
地方財政の充実・強化を求める
意見書は、採択することに決定しました。 お諮りします。発議第2号の
意見書の提出については、議長に一任することとしたいと思います。御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森誠一君) 異議なしと認めます。したがって、
意見書の提出先については、議長に一任することに決定しました。────────────・────・────────────
○議長(
森誠一君) 以上で、本日の
日程は全て終了しました。 本日はこれで散会します。
◎
議会事務局長(
甲斐正修君) 御起立願います。一同、礼。午前11時29分散会────────────────────────────── 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 平成30年9月4日 議 長 森 誠一 署名議員
内山田善信 署名議員 安田 茂明...